諸々の記録

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3Dプリンターでテストプリント EasyThreed K9

せっかく3Dプリンターを購入したので、新たなフライトシミュレーター用のコントロールパネルを作ろうと思います。

購入した3Dプリンターは最大 10cm x 10cm (マージンを考慮すると 9cm x 9cm) のものしか作れないのでこれまで使ってきた 20文字 x 4行 のLCDは大きくて使えません。
なので、16文字 x 2 行のLCDを使います。これなら横幅が 8cm です。

そして、アマゾンで下のものを購入。

シリアルインターフェースモジュールははんだ付けしてなかったので、面倒でしたが、はんだ付けしました。探せばはんだ付け済のものもあるようです。
これに2つのロータリーエンコーダーを組み合わせてコンパクトなものを作る方針です。

まず3Dプリンターでフロントパネルを作ろうと思いますが、3Dプリンターの印刷は時間がかかるのでいきなり本番でなく、小さなものでテストプリントしてみます。

ねじ止め用の小さな穴と、ロータリーエンコーダー用の大きな穴、LCD用の四角い穴に段差や仕切りがどう印刷されるのか試すため Fusion 360で下のような形のものを作成。(3cm x 2cm)


これをスライサソフトの Cura でスライスしてからプレビューしたのもが下。
赤い部分が本体で、その下にラフトというベースが敷かれて、宙に浮いている部分の下にはサポート材という構造物が作れらます。(黄色矢印の部分)


これを3Dプリンタで印刷してみます。
コントロールパネルを作成するので、黒のPLAフィラメントをAmazonで購入しました。
最近はフィラメントも安くなっているようで、1kgで1500円くらいで購入。

そして、印刷した結果がこれ。(小さいので印刷時間は30分程度)


左上がラフト(土台)で、右が宙に浮かせた部分のサポート材。
本体(左下)のほうは、四角の穴や縦の仕切りなどの直線部分はなかなか良い出来ですが、穴の円がいびつです。まあ穴はネジやツマミをつけて見えなくなりますし、ドリルやリーマーで成形できるので良いかと。

裏側の宙に1mmほど浮かせた部分(大きい穴の下側)は、サポート材がこびりついてガタガタになっちゃってますので、これではダメですね・・

一方、接地した平面、上の写真の左側はきれいな面になっています。
ラフトの上に作成する平面はきれいに印刷できるようです。

ちなみに、ラフトの裏側は下の様にボツボツになっています。

これは印刷ステージ(ベッド)のマットにフィラメントの食いつきがよくなるために小さい穴が無数にあるからなのですが、ラフトなしだと底面がボツボツになってしまうので、この3Dプリンタではラフトは必須になりますね。


これらのテスト結果を元にパーツが届いたら現物合わせしながらフロントパネルを作っていきたいと思います。