これまで、下記2回の投稿で、電子辞書Brain に BrainuxというLinuxを導入し、PCを経由したインターネット接続と、SDカード上の領域をWindowsからアクセスできる領域とLinuxが動作する領域の両方を最大限使える様に拡張するところまでやってみました。
電子辞書 Brain でLinux (Brainux) を動かしてみる(インストール~ネット接続) - 諸々の記録
電子辞書 Brain でLinux (Brainux) を動かしてみる(各種初期設定) - 諸々の記録
今回は引き続き、Brainuxを使いやすいように設定していきます。
「使いやすい」といっても、Brainuxをどのように使うかによって異なると思いますが私の場合は、
MachiKaniaと接続してファイルの編集やファイルの送受信をしたい
というのが目的となりますので、ここでは下記設定と確認を行っていきます。
1.shell のCUIの環境で使いやすくするする
文字フォントの変更
2.でファイル操作や編集をしやすくする
nanoの環境設定およびFDclone のインストールと設定
3.MachiKaniaとファイルのやり取りを簡単にできるようにする
TeraTermを使ったPCとのファイル送受信の動作確認
1.shell のCUIの環境で使いやすくする
まず、CUIでのログイン方法ですが、Brainux のログイン画面で、カーソルキーの上キーを2回押すと Jwm と表示されているところにカーソルが移動するので、カーソルキーの左キーを押して shell にしてからまた下キーでパスワード入力に戻ってパスワードを入力してログインすると、CUI画面でログインできます。

Xwindowsシステム(GUI)が起動しないので動作が早いです。
単にコマンド実行やCUIのプログラムを実行するのでしたらサクサク軽快に動作するようになります。
次に、そのままでは文字が小さいので(ろーがんにはきついw)フォントサイズを大きくします。
事前に、下記の記事で説明したPC経由でのインターネット接続をしておきます。
電子辞書 Brain でLinux (Brainux) を動かしてみる(インストール~ネット接続) - 諸々の記録
下記コマンドを実行します。
sudo apt update
のあと
sudo apt install console-setup kbd
これで、/usr/share/consolefonts/ 配下にフォントがインストールされます。
次に、下記のようにコマンドを実行することで、フォントを変更できます。
sudo setfont /usr/share/consolefonts/Lat2-TerminusBold20x10.psf.gz
/usr/share/consolefonts/ 配下にあるフォントをいくつかためしてみましたが
Lat2-TerminusBold20x10.psf.gz
がちょうどよいサイズと思いました。
下記、 フォントを Lat2-TerminusBold20x10.psf.gz に設定した画面。

これを、ログイン後自動で適用する設定をします。
vi などのエディタで ~/.bashrc に下記を追加して再起動ます。
.bashrc
2.CUI環境でファイル操作や編集をしやすくする
Brainuxには、初期状態でテキストエディタは vi (vim) と nano が使えます。
vi も慣れれば使いやすいのですが、やはりモード(コマンドモードと編集モード)の切替があるのでちょっと面倒です。(特に初心者には)
nano は 私は Brainuxで初めて使いましたが、モードもなくWindowsのエディタと同等の感覚で使えて使いやすいと思いました。
コマンドがちょっと特殊ですが、画面下部に常に表示されていますし、カスタマイズも可能です。
とりあえず、下記のサイトを参考にキーアサインをWindows風に変えてみました。
ホームディレクトリに .nanorc というファイルを作成して設定を記述します。
^ は Ctrl を表します。
.nanorc
次にファイル操作を簡単にするためファイラー(Windowsのエクスプローラみたいなもの)を入れます。
MS-DOS時代にパソコンを使っていた人には懐かしい FDのLinux用のもの(fdclone)があるので、これを入れます。
FD を apt ででインストール 場合は fdclone を指定します。
sudo apt update
のあとに
sudo apt insutall fdclone
を実行
起動コマンドは 大文字でなく小文字の fd になります。
コマンドラインで fd と打つと下記の画面になり、カーソルキーで選択、Enterキーで決定で、ディレクトリならディレクトリ移動、テキストファイルなら表示(q で終了)で、ファイルの拡張子によって起動するプロブラムを設定することも可能です。
(FDの終了は、ESCの後 Yを選択)

基本的な操作説明は下記を参考に。
【初心者】FDclone: Linux用ファイラー - SEO対策の賢者
E (大文字) を打つとFDの設定画面になります。
最低、SORTTYPE(並び順)は filename にしておいた方が見やすいです。
設定は右矢印キーで上方のタブみたいなところで Save を選択して、下矢印キーで Saveを選択し、最後に保存したいカテゴリ(Variables等のタブを選択)を選択して保存します。

FDは拡張子によって起動するプログラムを設定したり、ファイルを選択してから指定したマクロを読んだりと、色々なことができるので、今後活用していきたいです。
3.PCとファイルのやり取りを簡単にできるようにする
Brainux とPCとのファイルの受け渡しですが、Linuxならsambaが思いつきますが、Grokに相談したらメモリを多く消費するのでおすすめできないとのこと。
他の方法として思いつくのは、SDカードでの受け渡しですが、Brainuxを一旦シャットダウンしてSDカードを抜き差ししないとできません。なので、ちょっと手間がかかります。
Windowsから読み書きできる領域は、Brainux からみると /boot/ になります。
このディレクトリ配下には起動用のシステムファイルがあるためBrainuxからは読込専用になっています。
もし、一時的に書込みしたい場合は
sudo mount -o remount,rw /boot
を実行して書込み可にして、必要なファイルを書き込んだら、
sudo mount -o remount,ro /boot
で読込専用に戻しておきます。
また、/boot には Windowsからみると アプリ とうフォルダがありますが、Brainuxからみると文字化けしています。
これを修正するには下記をします。
sudo systemctl daemon-reload
sudo systemctl start boot.mount
を実行して、Brainuxを再起動。
その他にPCとのファイルのやり取りの方法が無いかGrokに相談したら、SSH/SCP があるとのことで、TeraTerm でも使えるので試してみたら簡単にできました。
TeraTerm は下記の記事で Brainux と TeraTermで接続してターミナルとして使っているので、新たなインストールや設定は不要です。
電子辞書 Brain でLinux (Brainux) を動かしてみる(インストール~ネット接続) - 諸々の記録
Brainuxに上記のブログ記事にある方法で接続したPCからTeraTermでログインして、そのターミナル画面のままファイルをその画面にドロップするとBrainux側のカレントディレクトリにファイルが転送されます。
逆にTeraTermのメニューの ファイル ⇒ SSH SCP ではBrainuxからPCへファイル転送できます。

Brainuxからファイル転送する場合は、上の画像の下側の方で指定をします。
From はBrainux上のカレントディレクトリのファイルならパスは不要でファイル名だけ指定します。
To には受け側のWindowsのフォルダを指定し、 Receive ボタンをクリックすればファイルが転送されます。
この様に、TeraTermを使えば PC(Windows) と Brainux とで簡単にファイルが送受信できることが確認できました。
ここまでの設定で、BrainをLinux機として使う環境がだいぶ整ってきました。(起動に時間がかかるのが難点ですが)
今後、MachiKaniaと連携などして実用的面での使い方を考えたいと思います。














































