EasyThreed K9 という 3Dプリンター を購入しましたが、SDカードに入っていたサンプルのロケットの印刷は問題ないのですが、スライサソフトで出力したG-codeデータが印刷できなくて苦戦しました。
フィラメントが最初出てるのですが、すぐにノズルからでなくなってしまうのです。
ただ、製品についてきたmicroSDカードに入っていたロケットの G-code データは印刷できます。
スライサソフトを Cura から EasyTreed 専用の EasyWare にしてもダメです。
ちなみに、自分で作成した3Dモデルを3Dプリンターで印刷するには次のような手順になります。
3D CADソフト(Fusion 360 等)で3Dモデルを作成 (stl 形式)
↓
スライサソフト(Cura 等)で3Dプリントデータを作成(G-code 形式)
↓
G-codeデータを microSD (ルートフォルダ)にコピーして印刷
ロケットは問題なく印刷できるので、G-codeデータが何か違うのではないかと思い、中身を解析できないかと調べると、G-code はなんと単なるテキストなのでメモ帳で開いて中身を見ることができました。
で、サンプルで microSDカードに入っていたロケットの G-codeファイルと、ネコの STLファイルを専用スライサソフトの EasyWare で G-codeデータにしたもの(Basicを指定)の中味をメモ帳でファイルを開いて比較してみました。
すると、下記の様に1行目から違います。
この1行目の M109 ですが、ノズルの温度が指定の温度になるまで待つ というコマンドとのことで、その後ろにある Sxxx で温度を指定しているとのこと。
なので、ロケットは 205度、ネコは 185度 になっています。
最近寒くなってきて、部屋の温度も下がってきていて、この温度が低いためフィラメントがノズル先端で固まってしまっているのかもと思い、この M109 のところを M109 S205 に変更して印刷してみました。
すると問題なく印刷できました。
スライサソフトでこの温度は EasyWare(左) 、 Cure(右) でそれぞれ下記で指定します。 EasyWare では Custom、Cure では Advanced (or Expert) でないと指定できない様です。
ノズルの温度を上げると糸(クモの巣の糸のようなやつ)が出やすくなるというデメリットもあるらしいので、気温が上がってきたらノズル温度をもう少し下げるとか調整が必要かもしれません。